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(後記)手術を終えて想うこと

想うこと

始まりは、2003年2月3日だった。この日に、病院で人工関節置換手術の予約をした。半年待ちということだったけど、とにかくこの日から始まった。申し込みから最初の左股関節の手術のための入院までの私は、今想うとかなり気負っていた。股関節の手術をした方たちのサイトをいくつかみて、入院準備も早くから始めた。股関節はかなりの痛みがあったのに、入院前に行きたいところへいかなくちゃと、お花見や、友人と旅行とかイロイロと出掛けた。手術が済んでから行けばよいのになぜかイロイロと出掛けた。結果的には、左脚麻痺が残っていて思ったような足にはなっていないから、あの時の行動に間違いはなかったのかもしれないと思ったりもする。予約から半年後の8月左股関節の手術。人工骨は無事きちんといれてもらったけれど、原因不明の大腿筋麻痺がでた。入院直後のCT検査で大きな子宮筋腫がみつかり、手術前に婦人科でみてもらった。結果、かなり大きい筋腫があり摘出する必要があるとのことだった。でも、股関節の手術には関係ないから、股関節の手術が終わって落ち着いたらあらためて手術を考えて十分大丈夫だということだった。手術後全くと言っていいほど動かなかった左脚。先生は、子宮筋腫の影響があったのでは・・・考えたようだった。私にとっては青天の霹靂・・・麻痺なんて考えてもいなかった。少しづつうごくようにはなったものの、大腿筋麻痺はそのまま。筋電図検査でも数値がでない状態だった。人工関節にして痛みがなくなって自由に歩けるようになることばかり考えていた私には、麻痺はあまりにも重大な出来事だった。その為に、心が現実についていかなくなって精神科のお世話になることにもなった。筋腫を摘出すれば足の動きがよくなるかもしれないと・・・婦人科の先生にお願いして10月には子宮筋腫の摘出手術を受けた。でも、麻痺は治らず、4カ月半の入院を経て退院した。その後も毎月病院に通い麻痺の状態を診てもらうが一向にらちがあかずかなり焦りを感じて、先生になんとかして欲しいと何度も言ったような覚えがある。でも、様子を見ましょうということで数ヶ月が過ぎた、MRI検査もしてもらった。そして、神経が癒着しているとおもうから神経剥離という手術を受けることになった。この手術を受ければ麻痺は快復すると信じていた。快復して欲しいと願っていました。結局いろいろな手続きなどがあってこの手術を受けたのは2004年9月のことだった。麻痺してから1年以上経っていた。剥離手術の結果、神経に癒着ははがしたけれど、その神経がかなりやせて劣化していたから麻痺の快復は難しいと先生から告げられた。その話を聞いても、私は、そうは言ってもきっと快復する・・・と思った。快復して欲しいと思った。剥離手術の傷跡をみながら麻痺が治らなきゃ、この傷跡はいったい何なんだ?!と思った。でも現実は私の希望をかなえてはくれなかった。麻痺脚をかばうために一気に悪化して痛みが強くなった右股関節。骨盤側に穴もあいてしまった。そして、2004年12月右股関節の人工骨置換手術を受けることになった。左脚が麻痺していても、右脚の痛みがなくなったら少しは自由になる・・・右脚が軸足になったら、そのときにまた麻痺の治療のことを考えよう・・・そう思った。右股関節の手術は骨盤側にあいた穴を切り取った骨頭でうめることもおこなわれた。その骨移植のため、離床は3〜4週間後となった。この事も私にとっては予定外だったけど、右脚がもうすぐ軸足になると思うと離床まで時間がかかるのもガマンできた。左脚の麻痺のため車椅子に乗るのも大変なことだったけど、離床後は順調にいっていると思っていた。でも、右脚の筋力はかなり低下していて、思ったよりリハビリが進まなかった。それでも、筋力は自然に回復してついていくだろうと思っていた。そして、右脚に体重が乗せられない状態で2005年2月5日退院した。手術を決めた日から2年が経過していた。最初の手術から1年半。その1年半の間に3回の入院、4回の手術を受けた。よく頑張ったと思う。でも、全てを終えた今(3月)、まだ右脚の筋力は低下したまま。体重が乗せられない状態。これから、ずっとこのままであるわけがないとは思う。左脚の麻痺はどうなるのかも気になる。右脚はいつになったら軸足になるのか・・・。こんなはずじゃなかった・・・とおもう事もある。2年前手術を決めたとき、いまごろは自由に歩き回っていると思っていた。現実はかなりかけ離れた状況。今後の見通しもわからない。手術がよかったのかそうじゃなかったのか・・・・。股関節の激痛の時期を思い出すと、手術はしてよかったと思う。あの時の激痛は確実になくなっているのだから・・・・。予定外の麻痺。予想以上に時間がかかる右脚の筋力アップ。これからのことを考えるとかなり不安もある。不自由な体をもてあましてしまう・・・。何はともあれ、終わったのだ・・・。完全な終わりではない・・・まだ先へと続く・・・予想外の事態を乗り越えていかなくちゃならない。自分にそれだけの力があるかな??と思う。でも、乗り越えなくちゃならない・・・自分のため、家族のために。

Last modified:2005/03/09 20:29:06
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